ISSの発電力を底上げ。巻き取り式ソーラーパネル「ROSA」最後の2枚が、CRS-35で打ち上げられた

確認日 2026年10月17日 / 読む時間 約4分

目次
  1. 3行まとめ
  2. 何が起きたか
  3. 主役は「巻き取り式ソーラーパネル」
  4. なぜ重要か
  5. 学習ブログとつなげると
  6. 出典

2026年10月13日、NASAとスペースXのCRS-35ミッションが、ファルコン9で打ち上げられました。積み荷には、ISS用の巻き取り式太陽電池「ROSA」の最後の2枚が含まれています。1枚あたり20キロワット超の発電が見込まれ、10年以上の使用を想定しています。

AI生成のイメージ:夜明けの空を上昇するファルコン9(概念図で、実際の機体とは異なります)
図1:イメージ(AI生成)。

3行まとめ

  • 10月13日、NASAの補給ミッション「CRS-35」が、ファルコン9で打ち上げられました。
  • 積み荷には、国際宇宙ステーション(ISS)用の巻き取り式太陽電池「ROSA」の、最後の2枚が含まれています。
  • ROSAの設計は、NASAが2028年の打ち上げを予定する「SR-1 Freedom」にも生かされる予定です。

何が起きたか

NASAとスペースXは、10月13日の午前6時35分(米国東部夏時間)ごろ、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から、ファルコン9を打ち上げました(NASAの予定表は6時33分。報道では6時35分と6時33分があり、記事では「ごろ」としています)。カーゴドラゴン(C211)には、約6,300ポンド(約2.9トン)の科学実験機器と物資が積まれています。NASAの商業補給サービス(CRS)契約では、35回目の飛行です。

ドラゴンは、約2日の飛行のあと、10月15日の午前11時ごろ(東部夏時間)に、ISSの「ハーモニー」モジュールの宇宙側ポートへ自動でドッキングする予定とされていました(ドッキング完了は、この記事の時点で確認できていません)。滞在は約1か月の見込みです。ロケットの第1段(B1096)は、8回目の飛行で、打ち上げ基地のそばにある着陸地点に戻りました。

主役は「巻き取り式ソーラーパネル」

今回の積み荷で注目したいのが、レッドワイヤー・スペース社製の「ROSA(ロール・アウト・ソーラー・アレイ)」2枚です。ISS向けとしては4組目で、最後の組になります。1枚あたり20キロワット超の発電が見込まれ、10年以上の使用を想定しています。

ROSAは、巻物のように丸めて運び、宇宙で広げる太陽電池です。小さく運べるので、ロケットの限られた積載スペースを有効に使えます。

AI生成のイメージ:巻かれた太陽電池が、宇宙で広がる説明図(概念図)
図2:ROSAのしくみのイメージ(AI生成。概念図)。

なぜ重要か

  • ISSの電力を補う: 設置は、一連の船外活動で準備が進められています。具体的な日付は、出典に書かれていませんでした。
  • 次の計画にも使われる: ROSAの設計は、2028年打ち上げ予定の「SR-1 Freedom」の電力にも生かされるとされています。
  • 技術の積み重ね: ROSAは、2017年のCRS-11で初めて実証された技術です。実証から最後の2枚の打ち上げまで、約9年かかっています。

学習ブログとつなげると

「軽く、小さく運び、現地で広げる」という発想は、ロケットの打ち上げコストを下げる考え方そのものです。ファルコン9の第1段が8回目の飛行を終えて戻ってきた点も、再使用ロケットがいま当たり前になりつつあることを示しています。

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出典

※確認状況(2026-10-16):打ち上げ日・補給ミッションの内容はNASAの公式ページで、重量・ROSA(最後の組)・ドッキング予定はSpace.comでも確認。1枚20キロワット超・10年以上・SR-1 Freedomの記述は、Spaceflight Nowのみ。ドッキング完了は未確認。重量は、ポンドからの換算です。

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