CRS-35のドラゴンがISSに到着。ROSA最後の2枚は、10月29日と11月5日の船外活動で取り付け予定

確認日 2026年10月17日 / 読む時間 約3分

目次
  1. 3行まとめ
  2. 何が起きたか
  3. ROSAは、どう取り付けるのか
  4. 中身は、ほかにもたくさん
  5. 学習ブログとつなげると
  6. 出典

2026年10月15日午前10時27分(米国東部夏時間)、CRS-35のカーゴドラゴンが、ISSの「ハーモニー」の宇宙側ポートにドッキングしました。ROSAの最後の2枚は、10月29日と11月5日の船外活動で取り付けが仕上げられる予定です。

AI生成のイメージ:ISSに近づく貨物宇宙船と、巻き取り式の太陽電池が広がり始める様子(概念図で、実際の機体とは異なります)
図1:イメージ(AI生成)。

3行まとめ

  • 10月15日、CRS-35のカーゴドラゴンが、自動でISSにドッキングしました。
  • 荷物のROSA(巻き取り式ソーラーパネル)の最後の2枚は、まずロボットアームで取り出され、10月29日と11月5日の船外活動で取り付けが仕上げられる予定です。
  • ドラゴンの滞在は、11月中旬までの予定です。

何が起きたか

NASAによると、CRS-35のカーゴドラゴンは、10月15日の午前10時27分(米国東部夏時間)に、ISSの「ハーモニー」モジュールの宇宙側ポートへ、自動でドッキングしました。10月13日の打ち上げから、約2日後です。

その後、飛行士のアニル・メノンさんが、気圧の漏れがないかの確認をして、ハッチを開け、ドラゴンの中に入りました。続けて、ジェシカ・ワトキンスさん、ルーク・デラニーさん、ジョシュア・カトリクさん(カナダ宇宙庁)も入っています。10月16日の時点で、ISSには、2機のドラゴン(CRS-35と、有人のCrew-13)、ソユーズ、プログレスの2機の、合わせて5つの宇宙船が結合しています。

ROSAは、どう取り付けるのか

ROSAの最後の2枚は、ドラゴンの「トランク」(気圧のない荷物室)に入っています。NASAによると、手順は次のとおりです。

  1. 地上の技術者が、ロボットアーム「カナダアーム2」を遠隔で動かし、トランクから取り出す。
  2. ISSのトラス(骨組み)の上にある、荷物用の台に、いったん置いておく。
  3. メノンさんとカトリクさんが、10月29日と11月5日の船外活動で、取り付けを仕上げる。

取り付けが終わると、ISSの発電力が増える見込みです。ROSAは、丸めて運び、宇宙で広げる太陽電池です。しくみは、前の記事で説明しています。

中身は、ほかにもたくさん

ドラゴンには、6,300ポンド(約2.9トン)を超える荷物が積まれていました。ROSAのほかに、NASAは次の研究の資材を挙げています。

  • 無重力で人工網膜をつくるための装置(目の病気の治療を目指す研究)
  • 薬の大規模な試験に使う、3Dの心臓組織のモデル
  • 無重力で、新しい種類のガラスがどうできるかを調べる材料
  • 脳の細胞のかたまり(アルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症の治療のヒントを探す研究)

飛行士たちは、サンプルを、運搬用の冷凍庫からISSの研究用の冷凍庫に移しました。たんぱく質の結晶づくりや、植物の遺伝子の反応を調べる実験は、10月16日(金)から週末にかけて始める予定とされています。

学習ブログとつなげると

「軽く、小さく運んで、現地で広げる」ROSAの発想と、無重力ならではの研究。ドラゴンの荷物には、ロケットが「運ぶ道具」であるだけでなく、研究の場所につながっていることが、よく表れています。ロケットの費用の話は、次の記事も参考にしてください。

次に読む

出典

※確認状況(2026-10-17):ドッキング時刻、取り付けの手順、船外活動の予定日(10月29日、11月5日)、荷物の内容は、NASAの2つの公式ブログのみで確認しました(2つとも同じ機関が書いたものです)。ドッキング完了を伝える、NASA以外の記事は確認できていません。滞在期間は「11月中旬まで」とされ、正確な出発日は示されていません。重量は、ポンドからの換算です。NASAの10月16日の記事は、打ち上げを「水曜」と書いていますが、10月13日は火曜です。この記事では曜日を書かず、日付だけを使っています。

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