ファルコン・ヘビーとは?ファルコン9を3本束ねたロケットの大きさと運べる重さを、SpaceX公式ページで確認

確認日 2026年10月21日 / 読む時間 約6分

目次
  1. 結論:ファルコン9の3本分の力
  2. 第1段:3つのコア
  3. 第2段とフェアリング
  4. ファルコン9との比較(公式ページの数字)
  5. よくある質問
  6. まとめ
  7. 出典(確認日 2026-10-16)

SpaceXの公式ページによると、ファルコン・ヘビーは、ファルコン9の9基エンジンのコアを3本束ねたロケットで、27基のマーリンエンジンが、離陸時に500万ポンド(約22メガニュートン、筆者換算)を超える推力を出します。ページは、「747型機約18機分」と説明しています。低軌道に63,800kg、静止トランスファー軌道に26,700kg、火星に16,800kgを運べます。

ファルコン・ヘビーのイメージ。3本のコアを束ね、中央コアの両側にサイドブースター(AI生成のイメージ。概念図で、実際の形とは異なります)
図1:3本のコアを束ねる(AI生成。概念図)。

ファルコン9の記事の、続きです。SpaceXの公式ページ(Falcon Heavy)で、ファルコン9を3本束ねたロケットを、確認します(確認日 2026-10-16)。

結論:ファルコン9の3本分の力

公式ページには、次のように書かれています(要約)。

  • ファルコン・ヘビーは、再使用できる、ファルコン9の9基エンジンのコア3本でできている。
  • 27基のマーリンエンジンが、離陸時に、500万ポンドを超える推力を出す。これは、「747型機約18機分」と、ページは説明している。
  • 「世界で最も強力な、現役のロケットの1つ」。ほぼ64トンを、軌道に運べる。ページは、「乗客、荷物、燃料をすべて載せた、737型旅客機に相当する重さ」とも書いている。
項目公式ページの数字
高さ70 m(229.6 ft)
幅12.2 m(39.9 ft)
質量1,420,788 kg(3,125,735 lbs)
低軌道(LEO)への搭載量63,800 kg(140,660 lbs)
静止トランスファー軌道(GTO)への搭載量26,700 kg(58,860 lbs)
火星への搭載量16,800 kg(37,040 lbs)
初心者向けの補足

27基×845 kN(マーリン1基の推力、ファルコン9のページより)=約22.8メガニュートンで、「500万ポンド超(約22メガニュートン)」と合います(筆者の計算)。

第1段:3つのコア

  • 第1段は、3つのコアでできている。左右のサイドコア(ブースター)は、ノーズコーン、段間部、オクタウェブ(エンジンを支える部分)で、中央のコアに、つながっている。
  • 離陸の少しあとに、中央コアのエンジンは、出力を絞る。サイドコアが切り離されたあと、再び、全力まで上げる(公式の記載)。
  • 12枚のグリッドフィン(各ブースターに4枚)が、再突入のとき、向きを整える。
離陸のあと、中央コアは出力を絞り、サイドコアが切り離される(AI生成のイメージ。公式ページの記述をもとにした概念図)
図2:中央コアの出力の調整(AI生成。概念図)。

第2段とフェアリング

  • 第2段: ファルコン9の設計を使い、真空用マーリン1基で、燃焼時間397秒、推力981 kN。段の切り離しの回数を減らし、信頼性を高める、と書かれている。
  • フェアリング: 高さ13.1 m、直径5.2 mの炭素複合材。SpaceXは、再使用のために回収している。

ファルコン9との比較(公式ページの数字)

項目ファルコン9ファルコン・ヘビー
高さ70 m70 m
質量549,054 kg1,420,788 kg
低軌道への搭載量22,800 kg63,800 kg
静止トランスファー軌道への搭載量8,300 kg26,700 kg
火星への搭載量4,020 kg16,800 kg
ファルコン9とファルコン・ヘビーの搭載量の比較のイメージ(AI生成のイメージ。公式ページの数字をもとにした概念図で、棒の長さは、おおよその比です)
図3:搭載量の比較(AI生成。概念図)。

よくある質問

ファルコン・ヘビーとは?

ファルコン9のコアを3本束ねた、SpaceXのロケットです。27基のマーリンエンジンで、離陸時に500万ポンドを超える推力を出します(公式ページ)。

ファルコン9より、どれだけ多く運べますか?

低軌道へ、ファルコン9が22,800kgなのに対し、ファルコン・ヘビーは63,800kgです(公式ページ)。

3本のコアは、再使用されますか?

公式ページは、3つのコアを「再使用できる」と書いています。回収の実績は、この記事では、確認していません。

まとめ

  • ファルコン・ヘビーは、ファルコン9の第1段コア3本を束ねた、27基エンジンのロケット。離陸時の推力は、500万ポンド超。
  • 運べる重さ: 低軌道63,800kg、GTO 26,700kg、火星16,800kg。
  • 離陸後、中央コアは出力を絞り、サイドコアの切り離し後に、全力へ戻す。

出典(確認日 2026-10-16)

この記事は、科学技術の学習を目的としたもので、投資の助言ではありません。事実と筆者の読み解きは、区別して書いています。図はAIで生成したイメージです。

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