テスラのPowershare(V2L・V2H)とは?車の電池で家電や家に電気を送る仕組みを、公式のサポートページで確認

確認日 2026年10月20日 / 読む時間 約7分

目次
  1. 結論:停電時に家へ。充電ポートをコンセントにもできる
  2. 必要な機器
  3. 充電ポートを、コンセントにする
  4. どの車が使えるか(確認日の記述)
  5. バックアップできる時間の目安
  6. よくある質問
  7. まとめ
  8. 出典(確認日 2026-10-16)

Powershareは、テスラの車の電池から、家や家電に電力を送る機能です。テスラの公式サポートページによると、Cybertruck、Model 3、Model Yの所有者が、停電中に、車のエネルギーで家に電気を送れます。家に電気を送るには、Powerwall(家庭用蓄電池)や、ウォールコネクターなどの機器が必要です。モバイルコネクターとアダプターを使うと、車の充電ポートを、コンセントのように使えます(第3世代のモバイルコネクターのみ対応)。

Powershareのイメージ。車の電池から、家や家電に電気を送る(AI生成のイメージ。概念図で、実際の機器の配線とは異なります)
図1:Powershareは、車の電池から電気を送る(AI生成。概念図)。

ふつう、車の充電は、電気を車に入れる向きです。Powershareは、反対に、車の電池から、外に電気を出す機能です。この記事では、テスラの公式サポートページ(Tesla Powershare)で、確認できたことをまとめます。

結論:停電時に家へ。充電ポートをコンセントにもできる

サポートページには、次のように書かれています(要約)。

  • Cybertruck、Model 3、Model Yの所有者は、停電中に家へ電力を送る、または、需要が高いときに電力網へ送るために、車のエネルギーを使える。
  • Powershare Home Backup:Cybertruckは、最大11.5kWで、3日以上、家に自動でバックアップ電力を供給できる(米国の平均的な家庭の使用量(1日30kWh)に基づく推定)。停電を検知して、1分以内に電力供給を始め、騒音、排出ガス、保守が要らない。
  • Powerwall(家庭用蓄電池)と組み合わせると、Cybertruck、Model 3、Model Yで、長い停電のときのバックアップ時間を延ばせる。太陽光パネルがあると、さらに助けになる。
初心者向けの補足

V2L(Vehicle to Load)は、車から、家電などに電気を送ること。V2H(Vehicle to Home)は、車から、家に電気を送ること。V2Gは、電力網に送ることです。これらの呼び名は、一般的なものです。テスラの公式ページは、「Powershare」という名前を使っています(この用語の対応は、一般的な説明です)。

Powershareでできること。停電時に家へ、充電ポートからコンセントへ(AI生成のイメージ。サポートページの記述をもとにした概念図)
図2:Powershareでできること(AI生成。概念図)。

必要な機器

サポートページによると、必要な機器は、家のエネルギーシステムの構成で変わります。

  • Powerwallがある家:Model 3、Model Y、またはCybertruck。Powerwall。ユニバーサルウォールコネクターまたはウォールコネクター3。PowerwallとウォールコネクターをWi-Fiでつなぎ、同じサイトに登録して、ペアにする。そのあと、テスラのカスタマーサポートに連絡して、Powershareを有効にする。
  • Powerwallがない家:Cybertruck、Powershareゲートウェイ、ユニバーサルウォールコネクター。場合によっては、バックアップスイッチで、設置の費用を下げられる。
  • 太陽光があると、停電中のバックアップ時間が延びる。

充電ポートを、コンセントにする

サポートページには、「車の充電ポートを、コンセントのように使い、電子機器や道具に電力を送る」方法が、次のように書かれています。

  • モバイルコネクターと、Teslaアウトレットアダプターを使う。
  • 第3世代のモバイルコネクターだけが、Powershareに対応。第2世代は非対応。
  • 必要なソフトウェア:Cybertruckは2025.14.3以降、Model 3とModel Yは2025.44以降。モバイルコネクターは、24.20以降。
  • Cybertruckは、荷台とキャビンのアウトレットと、モバイルコネクター+アダプターを、同時には使えない(どちらか一方)。

どの車が使えるか(確認日の記述)

サポートページには、次のように書かれています(米国・プエルトリコについて)。

  • Cybertruckは、すべての仕様で対応。
  • Model 3とModel Yは、2026年10月1日以降に注文した車は、標準で対応。それより前に作られた車は、一部のみ対応。
  • 確認方法:ソフトウェア2026.32.6以降にして、画面で「ソフトウェア > Additional Vehicle Information」を開き、「Powershare Support」の欄が「Enabled」なら対応。

バックアップできる時間の目安

サポートページの表には、次のように書かれています。

車種・グレードバックアップ時間の目安
Cybertruck(すべてのグレード)3日以上
Model 3 Standard、Model Y Standard最大2日
Model 3 Premium、Model Y Premium、Performance2日以上

ただし、これは、米国の平均的な家庭の使用量(1日30kWh)と、電池の充電率90%を前提にした推定です。太陽光の有無、車種、実際の使用量、バックアップを始めるときの充電率で、結果は変わります。

バックアップ時間の目安の読み方のイメージ。1日30kWhの家庭、充電率90%の前提(AI生成のイメージ。サポートページの表をもとにした概念図。数字は、サポートページの記載のみ)
図3:バックアップ時間は、前提つきの目安(AI生成。概念図)。
筆者の読み解き(確認した事実ではありません)

公式のページからは、Powershareが、「車の電池を、家庭の予備の蓄電池としても使う」考え方であることが読み取れます。ただし、実際に、いつ、どこで、どの機器で使えるかは、車種、地域、ソフトウェアのバージョンで違います。購入や設置の前に、最新の公式ページと、設置業者に確認してください。

よくある質問

Powershareとは?

テスラの車の電池から、家や家電に電気を送る機能です(テスラ公式サポート)。

車の電池で、家の電気をまかなえますか?

サポートページによると、停電時に、Cybertruckは最大11.5kWで3日以上(米国の平均的な使用量での推定)、Model 3、Model Yは、グレードにより2日前後です。Powerwallと組み合わせるのが前提のものもあります。

家電を、車につないで使えますか?

第3世代のモバイルコネクターと、Teslaアウトレットアダプターを使うと、充電ポートをコンセントのように使えます(サポートページ)。

日本で使えますか?

今回は、確認できていません。

まとめ

  • Powershareは、車の電池から、家や家電へ電気を送る機能(テスラ公式サポート)。
  • 停電時のHome Backupには、Powerwallやウォールコネクターなどの機器が要る。充電ポートは、モバイルコネクター(第3世代)とアダプターで、コンセントのように使える。
  • バックアップ時間は、1日30kWh、充電率90%を前提とした推定。

出典(確認日 2026-10-16)

この記事は、科学技術の学習を目的としたもので、投資の助言ではありません。事実と筆者の読み解きは、区別して書いています。図はAIで生成したイメージです。

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