テスラのタイヤ空気圧とTPMSとは?警告灯の意味、直接式と間接式の違い、冬に空気圧が下がる理由を取扱説明書で確認

確認日 2026年10月19日 / 読む時間 約8分

目次
  1. 結論:TPMSは補助。空気圧を保つのは運転者
  2. 直接式と間接式:どちらの車か
  3. 空気圧の合わせ方
  4. 冬に警告灯がつきやすいのはなぜ?
  5. 警告灯の見方
  6. タイヤを替えた・回したあとの設定
  7. よくある質問
  8. まとめ
  9. 出典(確認日 2026-10-16)

TPMSは、タイヤの空気圧が大きく低いときに、画面の警告灯で知らせる仕組みです。テスラの取扱説明書(Model 3、北米版)によると、車には、タイヤのセンサーで測る「直接式」と、空気圧の低下を推定する「間接式」のどちらかが付いています。目標の空気圧は、運転席側の柱にある「Tire and Loading Information」のラベルで確認します。気温が10°F(6°C)下がるごとに、空気圧は約1PSI下がります。TPMSがあっても、空気圧を保つのは、運転者の責任とされています。

TPMSの2つの方式のイメージ。直接式はタイヤのセンサーで測り、間接式は低下を推定する(AI生成のイメージ。概念図で、実際のセンサーの形や位置とは異なります)
図1:TPMSの2つの方式(AI生成。概念図)。

タイヤの空気圧は、安全と、走れる距離の両方に関わります。この記事では、Model 3の取扱説明書(Tire Care and Maintenance、北米版、ソフトウェア2026.32)で、タイヤの空気圧と、TPMSについて確認します。

結論:TPMSは補助。空気圧を保つのは運転者

取扱説明書には、次のように書かれています(要約)。

  • TPMS(Tire Pressure Monitoring System)は、タイヤの空気圧が大きく低いとき(直接式では、高すぎるときも)、画面の警告灯で知らせる。
  • ただし、「TPMSは、ふだんのタイヤの手入れの代わりにならない」。警告灯がつくほど低くなくても、正しい空気圧を保つのは、運転者の責任。
  • 空気圧が低すぎると、タイヤが過熱して、ひび割れ、トレッド(接地面)のはがれ、バーストにつながることがある。走れる距離とタイヤの寿命も縮む。
  • タイヤは、毎月、冷えているときに点検する(スペアがあれば、それも)。
初心者向けの補足

PSIは、空気圧の単位です(1PSIは、約6.9キロパスカル)。日本では、kPaや、kgf/cm²がよく使われます。取扱説明書の画面では、「Controls > Display > Tire Pressure」で、BarかPSIかを選べます(この「PSIの換算」は、一般的な知識です)。

直接式と間接式:どちらの車か

取扱説明書によると、買った仕様によって、2つのどちらかが付いています。

項目直接式(Direct TPMS)間接式(Indirect TPMS)
測り方タイヤの中(ホイール)のセンサーが、空気圧を測るセンサーなしで、走行中に、空気圧の低下を推定する
画面の表示各タイヤの空気圧の数値(XX PSI)と、測った時刻低下を検知したときだけ、警告(琥珀色=点検、赤色=停車)
高すぎる空気圧の警告ある書かれていない(低下のみ)
空気圧を変えたあと15mph(25km/h)超で少し走ると、TPMSが働く手動の「較正」が必要(約20分以上、走行)
どちらか確認「Controls > Service」で、空気圧の数値が出ていれば、直接式
空気圧の合わせ方のイメージ。冷えているとき、ラベルの目標の数値に合わせる(AI生成のイメージ。取扱説明書の記述をもとにした概念図)
図2:空気圧は、冷えているときに、ラベルの目標に合わせる(AI生成。概念図)。

空気圧の合わせ方

取扱説明書に書かれた手順は、次のとおりです。

  1. タイヤが冷えていて、車が3時間以上止まっているときに行う。
  2. 運転席側のドアの柱にある、「Tire and Loading Information」のラベルで、目標の空気圧を確認する(タイヤ自体に書かれた数字と違っても、ラベルの数字に合わせる)。
  3. バルブのキャップを外し、正確な空気圧計で測る。
  4. 足りなければ入れ、多ければ抜く(バルブの中心の金属の棒を押すと、空気が抜ける)。もう一度測る。
  5. キャップを戻す。

注意:タイヤが温まっている(約1マイル=1.6km走ると、空気圧に影響が出る)ときや、直射日光の下、暑い日は、空気圧が高く出ます。温まったタイヤで、空気を抜いて、基準の冷間の空気圧に合わせてはいけません。温まったタイヤが、基準かそれ以下だと、危険なほど低い状態です。

冬に警告灯がつきやすいのはなぜ?

取扱説明書には、「寒い日は、タイヤの空気圧が下がる。TPMSの警告灯が出たら、運転前に空気を入れる。気温が10°F(約6°C)下がるごとに、約1PSI下がる」と書かれています。空気圧が適切だと、穴(ポットホール)からタイヤを守り、走れる距離も伸びるとも書かれています。

警告灯の見方

  • 警告灯が点灯:1本以上のタイヤの空気圧が低い(直接式は、高い場合も)。止まって点検し、適正な圧にする。
  • 空気圧を直しても、すぐには消えない。直接式は、15mph(25km/h)超で、少し走る。
  • 起動のたびに約1分、点滅し、その後、点灯したまま:TPMSの故障(マルファンクション)を示す。このとき、TPMSは、低い空気圧を正しく知らせないことがある。アプリから、サービスの予約をする。
  • 故障は、交換のタイヤやホイールが原因のこともある。タイヤやホイールを替えたあとは、警告灯を確認する。
  • テスラ以外のシーラント(パンク修理剤)で修理すると、センサーが傷つくことがある。テスラが認めていないアクセサリーは、TPMSの動作を邪魔することがある。
警告灯の見方のイメージ。点灯は空気圧、点滅のあと点灯は故障(AI生成のイメージ。取扱説明書の記述をもとにした概念図)
図3:警告灯の見方(AI生成。概念図)。

タイヤを替えた・回したあとの設定

  • ホイールを交換したとき(直接式):TPMSのセンサーが、10分以内の走行(15mph超)で、自動で学習し直す(タイヤだけの交換では、この自動学習はない)。
  • 間接式:空気圧を調整したり、タイヤを替えたり、修理したり、回したりしたら、手動で較正する(Controls > Service > Tire Pressure > Calibrate Tire Pressure)。較正のとき、空気圧は正しい冷間の値にしておく。
  • ローテーション(位置替え)や交換のあと:画面のタイヤの設定を更新する(Controls > Service > Wheel & Tire)。回す目安は、6,250マイル(10,000km)ごと、または溝の深さの差が1.5mm(2/32インチ)以上になったとき。
  • 冬タイヤの設定をすると、回生ブレーキの学習が早まる(取扱説明書)。回生ブレーキは、回生ブレーキの記事を参照。

よくある質問

TPMSとは、何ですか?

タイヤの空気圧が大きく低いときに、画面の警告灯で知らせる仕組みです。ただし、日ごろの点検の代わりにはならず、空気圧を保つのは運転者の責任です(取扱説明書)。

目標の空気圧は、どこで確認しますか?

運転席側のドアの柱にある「Tire and Loading Information」のラベルです。タイヤ自体の数字と違う場合も、ラベルの数字に合わせます。

冬に警告灯がつくのは、故障ですか?

故障とは限りません。取扱説明書によると、気温が約6°C下がるごとに、空気圧は約1PSI下がります。点灯したら、運転前に空気を入れます。

警告灯が、起動のたびに点滅します。

取扱説明書によると、約1分点滅したあと点灯し続けるのは、TPMSの故障を示します。アプリから、サービスの予約をします。

タイヤを替えたら、何をしますか?

直接式でホイールを替えたときは、自動で学習し直します。間接式は、手動で較正します。どちらも、画面のタイヤの設定を更新します。

まとめ

  • TPMSは、空気圧が大きく低いとき、警告灯で知らせる補助。空気圧を保つのは、運転者の責任(取扱説明書)。
  • 車は、センサーで測る直接式か、低下を推定する間接式。「Controls > Service」で確認できる。
  • 空気圧は、冷えているとき、ドアの柱のラベルの数字に合わせる。温まったタイヤで、空気を抜かない。
  • 気温が約6°C下がるごとに、空気圧は約1PSI下がる。
  • 点滅したあと点灯し続ける警告灯は、TPMSの故障。タイヤ・ホイールを替えたあとは、確認する。

出典(確認日 2026-10-16)

この記事は、科学技術の学習を目的としたもので、投資の助言ではありません。事実と筆者の読み解きは、区別して書いています。図はAIで生成したイメージです。

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