テスラの冷却液(クーラント)とは?電池の冷却液は交換不要?ふたを開けてはいけない理由を公式の資料で確認

確認日 2026年10月19日 / 読む時間 約6分

目次
  1. 結論:交換は不要とされるが、オーナーは触らない
  2. 空調のコンプレッサーと冷却の音は、正常
  3. 整備書では、どう扱うか
  4. 確認できなかったこと
  5. よくある質問
  6. まとめ
  7. 出典(確認日 2026-10-16)

テスラの公式のメンテナンスの案内(Model 3、Do It Yourself)によると、電池の冷却液は、ほとんどの場合、車の寿命まで交換は不要です。量の確認は、テスラまたは専門の整備工場だけが行うことになっていて、電池の冷却液のタンクを開けたことによる損傷は、保証の対象外とされています。

冷却液が電池やモーターを巡るイメージ。冷却液が熱を運ぶ(AI生成のイメージ。概念図で、実際の配管や部品の配置とは異なります)
図1:冷却液は、熱を運ぶ(AI生成。概念図)。

第2部の熱の流れと、オクトバルブの記事では、電池やモーターの熱を、液体(冷却液)が運ぶ話をしました。この記事では、その冷却液を、オーナーとしてどう扱うべきかを、テスラの公式の資料で確認します。

結論:交換は不要とされるが、オーナーは触らない

Model 3のDo It Yourself(自分で行う整備の案内)の「Fluid Replacement Intervals」には、次のように書かれています(要約)。

  • 電池の冷却液(Battery coolant)と、ブレーキ液の量の確認は、テスラまたは専門の整備工場だけが行う。
  • 電池の冷却液:ほとんどの場合、車の寿命まで、交換は不要。
  • ブレーキ液は、足してはいけない。
  • 電池の冷却液のタンクを開けたことで起きた損傷は、保証の対象外。
初心者向けの補足

冷却液は、電池やモーターで出た熱を受け取って、放熱するところへ運ぶ液体です。エンジン車の冷却水(ラジエーター液)に近い役割です。

メンテナンスの推奨項目(同ページ「Service Intervals」)に、冷却液の交換は入っていません。書かれているのは、ブレーキ液の点検(4年ごと、必要なら交換)、キャビンエアフィルターの交換(2年ごと)、ワイパーの交換(毎年)、ブレーキキャリパーの清掃と注油(塩をまく地域では、毎年または20,000kmごと)、タイヤのローテーション(10,000kmごと)などです。

メンテナンスの項目のイメージ。冷却液の交換は推奨項目に入っていない(AI生成のイメージ。公式のメンテナンスのページをもとにした概念図)
図2:メンテナンスの推奨項目(AI生成。概念図)。

空調のコンプレッサーと冷却の音は、正常

同じページには、気づきやすい音についての説明もあります。

  • 暑い日は、エアコンのコンプレッサーが、車内だけでなく電池も冷やすので、エアコンを切っていても動くことがある。
  • 車を使っていなくても、水が流れる音や、うなるような音が出ることがある。低電圧電池を保つためや、高電圧電池の温度を整えるために、内部の冷却のしくみが動いているため。
  • 車の下の小さな水たまりは、エアコンの除湿でできた水で、正常。ほかの液体のしみは、漏れの可能性があるので、毎日の点検で確認する。

整備書では、どう扱うか

Model 3の整備書(サービスマニュアル)の「Cooling System (Check and Fill)」には、技術者向けに、次の手順が書かれています(要約)。

  • 防護具(顔全体を覆うマスクなど)をつける。
  • ボンネット内の後ろ側の覆い(リア・アンダーフード・エプロン)を外す。
  • 冷却液のボトルのふたを外し、「Max」の線まで冷却液を入れる。
  • ふたと覆いを戻す。

これは、整備の専門家向けの手順で、オーナーが行うものではありません。

整備の担当の分け方のイメージ。冷却液は専門家、ウォッシャー液などはオーナー(AI生成のイメージ。概念図)
図3:冷却液は、専門家の仕事(AI生成。概念図)。

確認できなかったこと

この記事で確認できていないこと

取扱説明書の整備の章に、「冷却液の量に問題があると、画面にメッセージが出る」「画面に警告が出たら、すぐにテスラに連絡する」「ふたを開けたり、液を足したりしてはいけない」と書かれている、という情報を、検索の要約で見ました。ただし、今回、その取扱説明書のページの原文を開けなかったので、この記事では、原文で確認した内容としては扱いません。お持ちの車の取扱説明書で、確認してください。

  • 冷却液の種類・成分(「G-48エチレングリコール」といった表記を、検索の要約で見ましたが、原文は確認できていません)。
  • 冷却液の量・色、車種ごとの違い。
  • 「交換不要」の例外にあたる場合(「ほとんどの場合」としか書かれていません)。
  • ヒートポンプのある車などでの、整備書の手順の違い。

よくある質問

テスラの冷却液は、交換が必要ですか?

Model 3のDo It Yourselfによると、電池の冷却液は、ほとんどの場合、車の寿命まで交換は不要です。

冷却液の量は、自分で確認できますか?

同じページに、電池の冷却液とブレーキ液の量は、テスラまたは専門の整備工場だけが確認する、と書かれています。タンクを開けたことによる損傷は、保証の対象外です。

冷却液が足りなくなったら、どうしますか?

今回、原文で確認できていません。お持ちの車の取扱説明書を確認し、画面に警告が出たときは、テスラに連絡してください。

冷却液の種類は?

今回は、確認できていません。

まとめ

  • 電池の冷却液は、ほとんどの場合、車の寿命まで交換は不要(Model 3、Do It Yourself)。
  • 量の確認はテスラまたは専門の整備工場だけ。タンクを開けた損傷は、保証の対象外。
  • 整備書では、冷却液を入れるときに、「Max」の線まで入れる。技術者向け。
  • 冷却液の種類、画面の警告の原文、例外の条件は、確認できなかった。

出典(確認日 2026-10-16)

この記事は、科学技術の学習を目的としたもので、投資の助言ではありません。事実と筆者の読み解きは、区別して書いています。図はAIで生成したイメージです。

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